ブログ|荒川区東尾久で整形外科をお探しの方は鈴木整形外科まで

TOP > ブログ > 慢性的な肩こりを自宅で解消する方法

リハビリテーション

慢性的な肩こりを自宅で解消する方法

 現代社会では、多くの人々が慢性的な肩こりに悩まされております。この状況は、長時間にわたるデスクワーク、スマートフォンの頻繁な利用、日々のストレスが重なり合い、体のバランスを崩し、治りにくい肩こりを引き起こしています。しかし、肩こりの原因を把握し、適切な対策を施すことで、これらの症状を緩和し、将来的に発生する可能性のある様々な疾患を予防することが可能です。今回は、自宅で実践できる緩和策をいくつかご紹介いたします。

  1. 肩甲骨とストレッチ
     肩甲骨周りの筋肉を動かし、血行を改善します。両手を肩に置き、大きく円を描くように肩を回すことで、肩周りの筋肉がほぐれ、肩こりが和らぎます。前後に10回ずつ行うと効果的です。
  2. デスクチェアストレッチ
     椅子に座ったままで、片手を反対側の椅子の脚に置き、ゆっくり体をねじって背中と肩を伸ばしましょう。左右それぞれ10秒ずつ、3回行います。
  3. 背中ストレッチ 
     座った状態で手を後ろに組み、胸を張りながら両手を下に引き、背中を伸ばしましょう。特に背   中が丸くなりがちな方は、10秒間を3回繰り返すことで、背中を伸ばすことが重要です。
  4. セルフマッサージ
     手のひらや指を使って、肩や首周りの筋肉を優しくマッサージし、筋肉の緊張を和らげることができます。市販のマッサージ器具を使用するのも一つの手です。
  5. 目の温める
     市販の目を温めるグッズや、電子レンジで温めた湿ったタオルを目に当て、リラックスしましょう。これにより、目の周りだけでなく、頭部の筋肉もリラックスし、肩こりの緩和につながります。
     タオルを用いる場合は、一般的に手を拭くタオルを水で濡らし、少し硬めに絞ります。そのタオルをラップでくるみ500wで40秒ほど温めると完成です。

 規則正しい生活: 肩こりを引き起こしている生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけましょう。特に、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、そして適度な運動が重要です。

  1. 散歩や軽いウォーキング
     軽い運動を日常に取り入れることで、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くすることができます。ただし、体幹の軸が崩れてくると、アウター筋とよばれる外側の筋で姿勢を保つようになり、運動そのものの効果も落ちてきます。
  2. 体幹の軸の強化
     体幹の軸を強化することは、慢性的な肩こりの緩和に非常に重要です。体幹が安定すると、日常生活での姿勢が改善され、肩こりの原因となる筋肉の過剰な緊張を防ぐことができます。ヨガやピラティスなど、体幹を意識しながら全身をバランス良く鍛える運動がおすすめです。

 自己管理では改善が難しい場合は、専門家に相談しましょう。早期の予防と適切な対応が、長期的な解決につながります。慢性的な肩こりを放置すると、年齢と共に症状が悪化する可能性があります。日々のケアにより、健康的な生活を維持しましょう。